機械の研究 2024年4月1日発売 第76巻 第4号

2,970 (税込)

本誌「機械の研究」は、1949年(昭和24年)、それまでの
機械工学の概念を脱却して、工学・工業の一環としての機
械工学に関する新しい研究と技術の進歩を提供する事をそ
の主眼に創刊した月刊誌です。工学全般・工業に関連した
研究分野において、最新かつ重要な学理および興味深い研
究成果を平易に解説しています。

在庫あり

判型 B5判
発行日 2024/04/01
JAN 4910028170448
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目次

展望・総説・総論

生体軟組織の非線形な応力-ひずみ関係式と初期弾性率

九州工業大学 大学院生命体工学研究科
生体機能応用工学専攻 教授
山田 宏

連載講座

光ファイバー型赤外線輻射温度計の設計製作から計測まで(12)
レーザ加工温度の測定例(その1)―3Dプリンター

金沢大学 名誉教授
上田隆司

生体機械工学(8)
壁面せん断応力場における細胞層の形成

工学院大学 工学部 機械工学科 教授
橋本成広

機能材料と構造の力学(3)
圧電材料の力学

大阪工業大学 教授
上辻靖智

カルマンフィルタとその周辺および応用(22)
雑音統計量 \(Q\),\(R\) が未知の場合のカルマンフィルタ(1)

三菱電機先端技術総合研究所 主席研究員
宮武克昌

 大阪大学大学院工学研究科 特任准教授
和田光代

立命館大学理工学部 名誉教授
杉本末雄

植物の葉や花に関する力学的研究(15)
モミジの葉の折畳み構造とその展開特性 その2

(株)衝撃工学研究所 執行役員
大阪大学 名誉教授
小林秀敏

日本の医工学(2)
硬さ試験の現状と硬さ基準片

(株)山本科学工具研究社
山本正之・渡辺瑞輝

 千葉大学フロンティア医工学センター
千葉大学融合理工学府基幹工学専攻医工学コース
鈴木昌彦

千葉大学融合理工学府基幹工学専攻医工学コース
淸水玲那

特別講座:機械系大学院入試問題演習

(46)機械力学:神戸大学2022年夏季実施より

神奈川大学 名誉教授
伊藤勝悦

一杯のコーヒーから(206)

社会デザイン その4―生産性

元 Consulting Prof., Stanford Univ
慶應義塾大学 (顧問)
福田収一

歴史に学ぶ 「機械の研究」

第 9 巻 掲載 「ねじ解析理論における超越方程式の解法とその応用」

編集部

新刊紹介

SOLIDWORKSアドバンストテクニック55
出版社:森北出版
定価:2,800円+税
発売日:2022年9月27日
ISBN:978-4-627-65121-0

工学・工業界ニュース

説明

巻頭記事
「生体軟組織の非線形な応力-ひずみ関係式と初期弾性率」

身体は階層構造を呈しており、高次の階層から順に器官系、器官、組織、細胞からなる。高次の階層では低次の階層に属する構成要素が組み合わさって、その構成要素だけでは実現不可能な高次の機能を発揮する。組織のうち固体の組織は軟組織と硬組織とにわけられる。このうち軟組織は粘弾性材料とみなせ、伸展や圧縮によって非線形の応力-ひずみ関係を示し、これまで数多くの超弾性体のモデルが提案され、力学特性の同定がおこなわれてきた。

実験で得られた応力-ひずみ曲線への理論的モデルによるカーブフィッティングは材料特性を同定するための常とう手段である。通常は最小2乗法によって実験値と理論による予測値の間の誤差を最小にするが、拘束条件として応力-ひずみ線図の原点でのこう配(初期弾性率)を測定データに合わせる手法もある。非線形の応力-ひずみ関係を記述する構成式の材料定数の数は限られており、通常の手法では保証されていない初期弾性率を忠実に表現できるのが本手法の利点である。

線形の弾性材料では応力-ひずみ関係が直線であるので、弾性率はその直線の傾きに等しく、負荷様式によってヤング率やせん断弾性率などと異なる量となる。一方、非線形の弾性体であれば応力-ひずみ関係が曲線であり、超弾性体のモデルごとに初期弾性率を表す式を求める必要がある。本稿では単軸負荷とひずみ比一定の2軸伸展の2つの負荷様式をとりあげ、まず線形弾性体の弾性率を導出する。つぎにいくつかの非圧縮超弾性体のモデルに対して初期弾性率を表す式を導出し、線形弾性体の弾性率との関係を示す。

九州工業大学 大学院生命体工学研究科
生体機能応用工学専攻 教授
山田 宏

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