畜産の研究 2020年10月1日発売 第74巻 第10号

戦後、日本の畜産は先進国に一刻も早く追いつこうと、暗中模索のうちに数多くの研究が行われていました。そのような背景のもとで、昭和22年に姉妹誌である「農業および園芸」から、注目を浴び始めた畜産分野を独立させたのが本誌です。本誌は畜産研究関係者の中でも、試験研究所・大学先進農家に主な読者層を有し、研究要報や農家の経営事例をはじめとし、さまざまな情報を提供し続けています。

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判型 B5判
発行日 2020/10/01
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目次

産業動物

日本の畜産と農業のレビュー
~その8 日本農業の中の米②~

(畜産飼料調査所主宰)阿部 亮

ラベル・ルージュ家禽の生産に使用される交配の一覧表(2019)の紹介

(独立行政法人家畜改良センター兵庫牧場)福澤陽生

生物統計学講座(5)
―等分散検定―

(元慶応義塾大学総合政策学部非常勤講師)小林克己

家畜飼養管理の実践(10)
―肉牛の管理―

(元東京農業大学)佐藤光夫
(静岡県立農林環境専門職大学生産環境経営学部)祐森誠司

飼料学(187)
―大きな課題である飼料の自給―

(静岡県立農林環境専門職大学)祐森誠司
((一社)日本科学飼料協会)石橋 晃

「食は命」「新型コロナウイルスに負けるな」

(千葉県立農業大学校 外部講師、総括畜産コンサルタント、獣医師)前之園孝光

山村の活性化と山地酪農

(中洞牧場、東京農業大学客員教授、帯広畜産大学非常勤講師)中洞 正

Dr. Ossyの畜産・知ったかぶり(112)
歴史の中で生まれて偶像化された動物④

(麻布大学名誉教授)押田敏雄
(静岡県立農林環境専門職大学生産環境経営学部)祐森誠司

糖質制限から見えるこれからの食と健康および農牧業技術協力(その25)
―糖質制限を化学する:ビタミンB12について―

((株)宏大,エクアドル リトラル工科大学)冨田健太郎

説明

今月のピックアップ「ラベル・ルージュ家禽の生産に使用される交配の一覧表(2019)の紹介」

フランスでは、より優れた品質を持つ農畜産物をラベル・ルージュ(Label Rouge)という公的認証制度により品質を保証している。家禽では、「食肉用農場産家禽肉」とその製品について、2019年4月3日の法令の付属文書(フランス農業省, 2019)で標準生産条件(CPC)が定められている。

この家禽肉とその製品の生産には、どんな鶏種を用いても良いというわけではなく、家禽の系統とその交配の組み合わせ、交配により作出された実用鶏の成長・表現型及びその他の特徴(特有の気質等)については、フランスの国立原産地・品質研究所(INAO)が発出している「ラベル・ルージュ家禽の生産に使用される交配の一覧表(Répertoire des croisements utilisables pour la production de volailles Label Rouge)」(INAO, 2019)に定められている。

本稿では、フランスの公的品質保証制度ラベル・ルージュでの使用が認証される家禽の種類と認証される手順がどのようなものか知るために、この「ラベル・ルージュ家禽の生産に使用される交配の一覧表」(INAO, 2019)の翻訳を行ったので紹介したい。

(独立行政法人家畜改良センター兵庫牧場)福澤陽生

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