機械の研究 2021年7月1日発売 第73巻 第7号

2,750 (税込)

本誌「機械の研究」は、1949年(昭和24年)、それまでの
機械工学の概念を脱却して、工学・工業の一環としての機
械工学に関する新しい研究と技術の進歩を提供する事をそ
の主眼に創刊した月刊誌です。工学全般・工業に関連した
研究分野において、最新かつ重要な学理および興味深い研
究成果を平易に解説しています。

在庫あり

判型 B5判
発行日 2021/07/01
JAN 4910028170714
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説明

巻頭記事「流体シミュレーション・ソフトウェア講座」
Flowsquare+による数値熱流体力学

Flowsquare+では、流体速度場の予測のほかに、流体速度により輸送される各種物理量の分布を考慮することも可能である。

そこで、本稿では、流体による輸送される物理量として、流体中のある物質の質量分率に着目し、質量分率輸送に関するシミュレーションを通じて、物質輸送に関する理解を深める。質量分率の考慮が有効な例として、本稿では、咳による飛沫の広がりのシミュレーションについて解説する。

ここでは、さまざまなウイルス感染メカニズムの1つと考えられている咳による飛沫の広がり方のシミュレーションを解説する。

一般的に飛沫現象では、エアロゾルといった微小な液体粒子が周囲流体運動により輸送され、それと同時に蒸発・変形・分裂する要素的現象から構成されるため、厳密な意味で飛沫のシミュレーションをおこなう場合は、その微小な液体粒子をも解像し、粒子内の対流現象も考慮しなければならない。

そのようなシミュレーションには、スーパーコンピューターにおける何千、何万並列という規模の並列計算が必要で、一般的に実施できるものではない。

したがって、本稿で解説する咳による飛沫の広がりのシミュレーションでは、本現象を「咳により排出された口元からのガスの濃度(質量分率)の流体輸送」 と簡略化してシミュレーションを実施する。

本稿で紹介する本入力ファイルに、さまざまな障害物(パーティションや遮蔽物)を追加して、飛沫の広がり方の変化について理解を深めることも可能だ。

Nora Scientific 代表
東京工業大学 工学院 助教(テニュアトラック)
源 勇気

 

目次

連載講座

流体シミュレーション・ソフトウェア講座
Flowsquare+による数値熱流体力学(11)
≫シミュレーション用の入力ファイルはこちら

Nora Scientific 代表
東京工業大学 工学院 助教
源 勇気

詳しく学ぶ ねじ締結の基礎(38)
第7部 特定ねじ部品(2)

酒井ねじ締結相談室 室長 工学博士
日本機械学会フェロー
酒井智次

機械構造用金属材料の超高サイクル疲労(35)
6. VHCF–2~VHCF–4の10年間の研究動向(15)

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機械加工における雰囲気が加工現象に及ぼす影響(6)
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コラム:一杯のコーヒーから(174)

変化するエンジニアング ―基数から序数へ―

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特別講座:機械系大学院入試問題演習(7)(8)

機械力学:神戸大学2019年夏季実施より

神奈川大学 名誉教授
伊藤勝悦

新刊紹介

はじめてでもよくわかる!図面の読み方

飯島 晃良 著,コンデックス情報研究所 編/成美堂出版株式会社

工業力学 第4版

青木 弘,木谷 晋/森北出版株式会社

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