説明
本書で述べることは、石油を控えて必要なタンパク質を生み出すために国内で何ができ、何をすべきかである。「日本は耕地が狭くて食料自給率を上げられない」というが、牛を使うと耕地は2倍にも3倍にもなる。現在では国内の30%が休耕田、高齢化で放棄水田も増えているが、稲作以外の農業を考えていない。
一方、世界では山地が食料生産の場所である。なので「日本は耕地が狭い」というのは誤りで、水田および山と牛を組み合わせ、コメから稲わら、野草を牧草へ視点を変えると別の日本の農業が見える。
農業で国土を維持し、先祖から受けた資産を次世代に渡す義務が私達にある。これが筆者が将来を考えて導いた結論である。本書を一読し、自身の老後や子と孫の代を想像すれば納得できるだろう。そして今から対策を立てる必要があることもわかるだろう。
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