機械の研究 2026年6月1日発売 第78巻 第6号

2,970 (税込)

本誌「機械の研究」は、1949年(昭和24年)、それまでの
機械工学の概念を脱却して、工学・工業の一環としての機
械工学に関する新しい研究と技術の進歩を提供する事をそ
の主眼に創刊した月刊誌です。工学全般・工業に関連した
研究分野において、最新かつ重要な学理および興味深い研
究成果を平易に解説しています。

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この商品の発売予定日は2026年6月1日です。

判型 B5判
発行日 2026/06/01
JAN 4912028170664
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目次

展望・総説・総論

摩擦制御のための表面テクスチャリング

東京理科大学 工学部 機械工学科 教授
佐々木信也

レーザー粉末床溶融結合におけるCALPHAD法を援用した高強度アルミニウム合金の設計

兵庫県立大学 大学院工学研究科 工学専攻 材料デザイン分野 助教
大谷祐貴

名古屋大学 大学院工学研究科 材料デザイン工学専攻 教授
髙田尚記

管内凝縮への境界層理論の応用

福山大学 工学部 機械システム工学科 講師
金谷健太郎

リング状筋組織を駆動源とするバイオハイブリッドロボット

東京大学大学院 情報理工学系研究科
(博士)森田智博
(教授)竹内昌治

バニシング加工による表面機能の柔軟制御

福井大学 工学系部門 機械工学講座 教授
岡田将人

構造材料の破壊メカニズムと確率論的強度評価

香川大学 創造工学部 創造工学科 准教授
松田伸也

山口大学 名誉教授
合田公一

連載講座

細い円柱形状物体に沿う流れの予測と制御(3)
乱流瞬時構造と乱流摩擦抵抗の制御

福井大学 工学系部門 工学領域 機械工学講座 准教授
太田貴士

福井大学 名誉教授
家元良幸

福井大学大学院 工学研究科 安全社会基盤工学専攻
黒田陸真

CAEを活用した生産技術分野の最適設計(2)
薄板成形編

金沢大学 設計製造技術研究所 教授
北山哲士

特別講座:機械系大学院入試問題演習

(74)「材料力学:東京大学2025年夏季実施より」

神奈川大学 名誉教授
伊藤勝悦

新刊紹介

動力伝達機構
稲垣瑞穂
出版社:朝倉書店
定価:5,000円+税
発売日:発売日は取得できませんでした。
ISBN:978-4-254-23590-6

工学・工業界ニュース

説明

巻頭記事
摩擦制御のための表面テクスチャリング

摩擦制御はトライボロジー分野における重要な課題である。中世にまで遡ると、摩擦抵抗が表面の凹凸に起因するとする説が提唱され、平滑な表面を用いることで摩擦抵抗を低減し、粗い表面を用いることで摩擦抵抗を増加させる試みがおこなわれてきた。近代になり凝着説がこれに代わることになったが、摩擦を制御するうえで、表面性状の役割が重要であることに変わりはない。

「tribology」に関連する論文数は年々増加傾向にあるが、「surface texturing」に関する論文は特に2000年以降に急増している。これは地球環境問題への対策として機械システムにおける摩擦損失低減への関心が高まりを受け、その有効な解決手法の1つとして表面テクスチャリングが注目されるようになったためである。また、その背景として、レーザー加工技術の発展と普及により、表面微細加工技術が身近になったことも挙げられる。

摩擦制御においては、単に摩擦を低減させるだけではなく、動力伝達機構やブレーキにみられるように一定の摩擦力を安定的に発現させることも課題となる。また、人とロボットが共生する協調社会の進展に向けては、生体と人工物の界面における摩擦を能動的に制御する技術も不可欠になると考えられる。本報では、摩擦制御における表面テクスチャリングの役割と可能性およびその将来展望について述べる。

東京理科大学 工学部 機械工学科 教授
佐々木信也

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