新編 家畜生理学

6,480 (税込)

多くの動物種の生理を理解する上で役立つ書.家畜の分野でより多く研究されている分野を前半に,基礎的な分野は後半に配置して構成.

正誤表

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判型 B5判
第1版
ページ数 331
発行日 2015/04/10
ISBN-13 978-4-8425-0535-0 C3061
ISBN-10 4-8425-0535-4
JAN 1923061060006

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目次

第1章 情報伝達機構
 Ⅰ 生体の機能調節機構
 Ⅱ 細胞の情報伝達機構

第2章 消化管機能
 Ⅰ 消化管の形態と食性
 Ⅱ 消化
 Ⅲ 吸収

第3章 内分泌
 Ⅰ 内分泌一般
 Ⅱ 下垂体
 Ⅲ 松果腺
 Ⅳ 甲状腺
 Ⅴ 上皮小体
 Ⅵ 膵臓
 Ⅶ 副腎

第4章 代謝・成長
 Ⅰ エネルギー代謝
 Ⅱ 炭水化物の代謝
 Ⅲ タンパク質の代謝
 Ⅳ 脂質の代謝
 Ⅴ 水とミネラルの代謝
 Ⅵ 成長

第5章 筋肉の機能
 Ⅰ 筋肉の構造
 Ⅱ 収縮
 Ⅲ 平滑筋
 Ⅳ 心筋
 Ⅴ 筋電図

第6章 脂肪組織の機能
 Ⅰ 脂肪組織の特徴:エネルギー貯蔵と内分泌器官
 Ⅱ 白色脂肪組織を構成する細胞成分
 Ⅲ 脂肪細胞分化・成熟課程と関連因子
 Ⅳ 脂肪細胞の脂質合成と分解
 Ⅴ アディポカイン(Adipokine)
 Ⅵ 反芻動物の脂質代謝の特徴
 Ⅶ 脂肪蓄積と家畜生産性
 Ⅷ 家畜における脂肪蓄積部位
 Ⅸ 脂肪組織内の幹細胞

第7章 血液
 Ⅰ 体液の構成
 Ⅱ 血液の一般性状
 Ⅲ 赤血球
 Ⅳ 白血球
 Ⅴ 血小板
 Ⅵ 血漿
 Ⅶ 血液の凝固
 Ⅷ 血液型

第8章 免疫機能
 Ⅰ 血液中に存在する細胞
 Ⅱ 白血球の一般性状
 Ⅲ 各種白血球の機能
 Ⅳ 一次リンパ組織と二次リンパ組織
 Ⅴ 粘膜免疫系

第9章 神経系の機能
 Ⅰ 内外相関と内部統制
 Ⅱ 神経細胞の性質
 Ⅲ シナプス
 Ⅳ 神経系
 Ⅴ ストレス

第10章 感覚・採食調節
 Ⅰ 感覚とその種類
 Ⅱ 視覚
 Ⅲ 聴覚と平衡感覚
 Ⅳ 嗅覚
 Ⅴ 味覚
 Ⅵ 採食調節

第11章 繁殖および泌乳
 Ⅰ 繁殖機能の発現
 Ⅱ 精子と卵子
 Ⅲ 受精・妊娠・分娩
 Ⅳ 繁殖技術
 Ⅴ泌乳

第12章 腎臓
 Ⅰ 腎臓の構造
 Ⅱ 腎小体の機能
 Ⅲ 尿細管の機能
 Ⅳ ホルモン分泌と作用
 Ⅴ 尿量の調節
 Ⅵ 排尿
 Ⅶ 尿

第13章 循環
 Ⅰ 心臓の運動
 Ⅱ 血管系
 Ⅲ 循環機能の調整
 Ⅳ 各種臓器における循環

第14章 呼吸・体温調節
 Ⅰ 呼吸運動
 Ⅱ 呼吸によるガスの交換と運搬
 Ⅲ 呼吸運動の調節
 Ⅳ 血液の緩衝作用と酸塩基平衡
 Ⅴ 熱バランス
 Ⅵ 体温調節作用

参考文献・索 引

説明

津田恒之先生(東北大学吊誉教授,2010年12月25日逝去)が1994年に出版された「家畜生理学(養賢堂)は,家畜関連分野における革新的な教科書です.先生は東京帝国大学で獣医学を学ばれ,戦後まもなく東北大学医学部で生理学を勉強されたことから,神経など基礎分野に関しても正確に記述されております.さらに,先生は,基礎分野から実際の畜産分野までを網羅するという驚くべきコンセプトを持って,この本を執筆されました.

それにもかかわらず,津田先生が残された優れた教科書を,今回,養賢堂の快諾を得ながら多くの若い研究者を新たに加えて,敢えて「新編 家畜生理学に衣替えして出版しようとした理由は,2点あります.第一に,津田先生が残された優れた遺産を是非とも後世に引き継ぎたいと思ったからです.津田先生が亡くなられ,また共著者である小原嘉明先生(東北大学吊誉教授)もご退官され,加藤は退職がせまっていることから,現在第一線で活躍されている若い先生方に,この優れた遺産をぜひ引き継いでもらいたいと考えたからです.第二に,反芻動物や豚,馬以外,すなわち鶏の記述に対する従来からの強い要望に答え,より多くの学生に利用し,勉強していただきたいからです.日本畜産学会のホームページには,旧来の家畜・家禽に加え,実験動物,伴侶動物そして野生動物をも研究対象として挙げています.本書の基礎的内容や比較生理学的な観点は,多くの動物種の生理を理解する上で役立つものと確信いたします.

今回,旧本の内容を基本にして,新規に加えた分野は以下の通りです.情報伝達機構(第1章),鶏の消化や採食調節に関する記述(第2章,第10章),免疫機能に関する記述(第8章),脂肪組織の機能(第6章)などです.さらに,家畜の分野でより多く研究されている分野を前半に,神経系や椊物機能などの基礎的な分野は後半に配置するなど構成も変更いたしました.

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