技術のかたち

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技術者としての心得について論じ,先端技術習得の前提となる基礎技術ついて解説.

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判型 A5判
第1版
ページ数 199
発行日 2014/01/05
ISBN-13 978-4-8425-0520-6 C3053
ISBN-10 4-8425-0520-6
JAN 1923053024009
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説明

金属を相手に大学では金属の採掘,精錬,鋳造,加工,熱処理などの基礎を学び,就職して後は自動車部品の設計,評価に至る実践分野で30有余年を歩んできた.その過程で学んだ多くの蓄積をいま残しておくことは,後輩の技術者にとっても,役に立つ物であろうと考え,過去の資料を読み返し,多くの人たちのサポートを得ながら技術者用テキストとして仕上げ,社内の教育資料として用いてきた.その後,大阪大学,大阪産業大学,奈良工業高等専門学校から 「企業での実体験を聞く」 講座の非常勤講師を請われ,加筆・修正をしながら使用した.本書の出版に当たっては,この技術者用テキストの校正を大学時代の恩師である齋藤好弘 大阪大学 名誉教授にお願いしたところ快く引き受けてくださり,きめ細かな指導を受けた.心より感謝の意を表します.

本書は2部構成になっている.第Ⅰ部は,技術者としての心得について論じたもので,まず,「新しい技術はどこから生まれてくるのか」 という命題に対し生活環境や偶然性という角度から眺め,次にそれらの技術を昇華していく過程における仕事に対する取組みの姿勢を述べたものである.第Ⅱ部は,自動車部品の設計,開発を遂行するうえで著者が折々に学んだ技術の中で根幹技術となる鉄鋼材料,非鉄金属材材料および材料強度について記述した.近年,書店の書棚には先端技術に関する書籍が目立つが,第Ⅱ部で述べた材料技術は先端技術習得の前提となる基礎技術であり,教育現場においても等閑(なおざり)にしてはいけないと思っている.

最後に,著者が勤務したトヨタ自動車の綱領に 「良い品,良い考え」 という言葉がある.「良い品」 とは,品質が良く,価格が適正で,お客様に喜んでいただける品物を提供することであり,「良い考え」 は,ちゃんと道理の通った考えに基づいた製品づくりがなされていることと理解している.本書は,国内,海外を問わず,「良い品,良い考え」 に基づいたモノづくりに貢献できれば幸いである.

目次

第Ⅰ部
 第1章 環境が技術を創造する
 第2章 偶然を見逃さない感性
 第3章 メカニズムを知る
 第4章 北米貨車輸送条件の現地調査
 第5章 運転席エアバックシステムの開発

第Ⅱ部
 第6章 鉄 鋼 材 料
 第7章 非 鉄 金 属 材 料
 第8章 材 料 強 度

付  録・索  引

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