機械の研究 2018年7月1日発売 第70巻 第7号

2,750 (税込)

本誌「機械の研究」は、1949年(昭和24年)、それまでの
機械工学の概念を脱却して、工学・工業の一環としての機
械工学に関する新しい研究と技術の進歩を提供する事をそ
の主眼に創刊した月刊誌です。工学全般・工業に関連した
研究分野において、最新かつ重要な学理および興味深い研
究成果を平易に解説しています。

判型 B5判
発行日 2018/07/01
JAN 4910028170783
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目次

展望・総説・解説

摩擦攪拌接合継手の強度と疲労(1)/植松美彦・戸梶惠郎
球状黒鉛鋳鉄における切欠き強度の新たな評価方法(3)/池田朋弘・野田尚昭・佐野義一

連載講座

産業安全工学(10)―社会システムと安全の死角(安全倫理の考え方)―/堀田源治
材料と設計(87)74. 地球環境問題と新規科学技術の展開/宮入裕夫
パリ協定以降の世界と日本のエネルギー動向(4)―世界のエネルギー展望と温暖化対策 その3―/伊藤義康
オープンソースCAEソフトウェア―OpenFOAMによる数値流体解析入門(3)―/若嶋振一郎
CFDの基礎講座(6)構造保存型数値解法への入門(1)―離散変分導関数法―/棚橋隆彦

コラム:一杯のコーヒーから(138)

異なる視点から考える:産業の新展開を先導する日本文化,機械系/福田収一

工学・工業界ニュース

説明

巻頭記事「摩擦攪拌接合継手の強度と疲労」

機械および構造物において部品や部材の接合は不可欠である.
接合手法は大別すると機械的結合,冶金的結合,化学的結合に分類され,
さらにそれぞれに例えばリベット,溶融溶接や接着などの多様な手法がある.

冶金的結合に分類される摩擦攪拌接合(Friction Stir Welding,FSW)は,
1991年にTWIで開発された固相接合技術である.近年,機械および構造物の
高機能化や高効率化が進められ,軽量構造材料の使用量が増加している.

本講座はFSW継手の強度や破壊に関心を有する技術者や研究者の参考に
資することを目的として,著者らのグループがこれまでに個別に
公表してきたFSW関連の論文を一括して取りまとめたものである.

FSW,摩擦攪拌スポット接合(Friction Stir Spot Welding,FSSW)
および摩擦攪拌プロセス(Friction Stir Processing,FSP)の3章から
構成され,各章では最初に接合部や改質による組織,硬さ変化について触れ,
次いで静的強度と破壊様相について述べ,最後に疲労挙動と破壊機構について
詳細に論じる.

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