機械の研究 2023年6月1日発売 第75巻 第6号

2,970 (税込)

本誌「機械の研究」は、1949年(昭和24年)、それまでの
機械工学の概念を脱却して、工学・工業の一環としての機
械工学に関する新しい研究と技術の進歩を提供する事をそ
の主眼に創刊した月刊誌です。工学全般・工業に関連した
研究分野において、最新かつ重要な学理および興味深い研
究成果を平易に解説しています。

在庫あり

判型 B5判
発行日 2023/06/01
JAN 4910028170639
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目次

展望・総説・総論

ロボットシステムとROS

東北大学 タフ・サイバーフィジカルAI研究センター 特任准教授
岡田佳都

信州大学 工学部 機械システム工学科 教授
山崎公俊

連載講座

応用力学基礎講座(7)
流体・固体・電磁場へのCubicDEL法の応用

慶應義塾大学 名誉教授
棚橋隆彦

植物の葉や花に関する力学的研究(11)
ペチュニア花冠の構造強度と折畳み・展開様式 その1

(株)衝撃工学研究所 執行役員・大阪大学 名誉教授
小林 秀敏

カルマンフィルタとその周辺および応用(14)
確率システムの制御(1)

大阪大学大学院工学研究科 特任准教授
和田光代

立命館大学 名誉教授
杉本末雄

光ファイバー型赤外線輻射温度計の設計製作から計測まで(2)
加工温度の重要性

金沢大学 名誉教授
上田隆司

自然環境と再生可能エネルギー(1)
建築物の耐震性と小水力発電施設の振動・騒音について

明治大学 再生可能エネルギー研究インスティテュート 客員研究員
飛田春雄

特別講座:機械系大学院入試問題演習

(35)機械力学:東京工業大学2020年夏季実施より

神奈川大学 名誉教授
伊藤勝悦

コラム:一杯のコーヒーから(197)

Softwarizationの時代 その1

元 Consulting Prof., Stanford Univ
慶應義塾大学 顧問
福田収一

歴史に学ぶ「機械の研究」

―第10巻 第6号 掲載 大阪JITFを観て「目新しい工作機械」

工学・工業界ニュース

説明

巻頭記事「ロボットシステムとROS」

ROS(Robot Operating System)は、ロボットシステムを適切に実装するための有力な手段である。登場してからすでに10年以上が経ち、少なくとも大学などの研究機関ではかなりの市民権を得ているといってよい。また、ロボット製品を製造・販売する会社などにおいてもよくしられた存在であろう。ロボットが関わる学会などで製品を出展した際には「ROS対応はされているか」と質問を受けることも多いのではないだろうか。また、現在では解説文書や書籍も多く世に出ており、初学者にとって決して敷居の高い存在ではなくなっている。

本稿では、ROSとの関わりをもちはじめたばかり、もしくはこれからROSに関わろうとする読者を対象としたROSの紹介をおこなう。最初にROSというソフトウェアの概要を説明する。今現在は旧来のROS(ROS1)からROS2へ移行する過渡期であるともいえるため、まずはROS1とROS2に共通するコンセプトを概説し、必要に応じてROS1とROS2の違いを説明する。

つぎに、ROSというキーワードのもとで組織されているいくつかのコミュニティ活動について述べる。具体的には、ROS Japan Users GroupやROSConである。これらを紹介することで、いかにしてROSの情報を得やすい立ち位置に身を置くかのヒントとしていただく。

東北大学 タフ・サイバーフィジカルAI研究センター 特任准教授
岡田佳都

信州大学 工学部 機械システム工学科 教授
山崎公俊

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