目次
展望・総説・総論
6軸産業用ロボットの高精度化によって拡がる新しいアプリケーション
広島大学 大学院先進理工系科学研究科
(教授)茨木創一
古くて新しい弾性波と固体破壊の話
東京大学 大学院新領域創成科学研究科
(教授)上西幸司
連載講座
医療機器工学入門(1)
安全工学
東京医科歯科大学(現・東京科学大学)
(名誉教授)高久田和夫
環境エネルギーシステム工学(1)
環境とは,環境保全の意義,公害,大気汚染の歴史
大阪公立大学 大学院工学研究科
(教授)大久保雅章
(准教授)山崎晴彦
相変化スラリーの基礎と研究の最前線(5)
TBAB水和物の基礎特性
青山学院大学 理工学部 機械創造工学科
(教授)熊野寛之
(助教)森本崇志
CAEを活用した生産技術分野の最適設計(3)
鍛造編
金沢大学 設計製造技術研究所
(教授)北山哲士
特別講座:機械系大学院入試問題演習
(75)「機械力学・制御工学:東京大学2025年夏季実施より」
神奈川大学
(名誉教授)伊藤勝悦
(教授)江上 正
新刊紹介
岩本正実
出版社:朝倉書店
定価:5,000円+税
発売日:2025年11月1日
ISBN:978-4-254-23591-3
工学・工業界ニュース
説明
巻頭記事
6軸産業用ロボットの高精度化によって拡がる新しいアプリケーション
オフラインプログラミングで運用されるロボットは、近い将来に飛躍的に増えていくだろうと、筆者は予想している、そうなれば、ロボット作業の精度は、ティーチング作業の精度ではなく、ロボットの空間精度が決めることになる。すべてのロボットがそうではないが、空間精度を要求されるロボットは増えていくだろうと考える。また、ロボットの空間精度を担保できれば、これまでロボットを適用することが難しかった、新しいアプリケーションに拡げることにも貢献できるだろう。
たとえばロボットの手先にカメラを取り付け、対象物に合わせて、自律的に動作を決定できるロボットには、空間精度は重要ではない。しかし、工作機械と同様に、事前に動作がプログラムされ、その通り正確に動作することを求められるロボットは、今後も必要とされ続けるだろうと考える。ロボットの空間精度は、そのようなロボットにとって重要な性能である。
本稿では、ロボットの空間精度を改善するために、筆者がこれまでに取り組んできた、幾何学モデルを用いたオフライン補正技術を解説する。つぎに、ロボットの高精度化によって生まれる、ロボットの新しいアプリケーションに関する研究例を紹介したい。特に、ロボット切削とロボット計測について、実例を中心に説明する。
広島大学 大学院先進理工系科学研究科
(教授)茨木創一
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