畜産の研究 2021年10月1日発売 第75巻 第10号

戦後、日本の畜産は先進国に一刻も早く追いつこうと、暗中模索のうちに数多くの研究が行われていました。そのような背景のもとで、昭和22年に姉妹誌である「農業および園芸」から、注目を浴び始めた畜産分野を独立させたのが本誌です。本誌は畜産研究関係者の中でも、試験研究所・大学先進農家に主な読者層を有し、研究要報や農家の経営事例をはじめとし、さまざまな情報を提供し続けています。

判型 B5判
発行日 2021/10/01
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説明

今月のピックアップ

和牛遺伝資源の保護施策強化の背景と手法

1950年に作られた家畜改良増殖法では、不正輸出等を想定していないため、令和元年に起きた和牛精液等の輸出未遂事件の対応が難しかった。

そこで令和2年4月29日に「家畜改良増殖法の一部を改正する法律」および「家畜遺伝資源に係る不正競争の防止に関する法律」が成立し、同年10月1日に施行された。

優秀な形質を発現する和牛の遺伝資源は、知的財産としての重要な価値を有している。この貴重な財産を守るために、どのような法改正がされたのかを紹介する。

藤岡農業技術士事務所代表、前(公社)畜産技術協会参与、技術士
(日本畜産技術士会会員) 藤岡豊陽

目次

産業動物

世界と日本のアニマルウェルフェア畜産ビジネスの新展開(4)
―新しい農畜産業とアニマルウェルフェアの進化―
第13回 家畜福祉畜産業の進化のための自然共生・有畜複合農法の開発(2)

日本獣医生命科学大学名誉教授
(農業経済学)松木洋一

和牛遺伝資源の保護施策強化の背景と手法

藤岡農業技術士事務所代表、前(公社)畜産技術協会参与、技術士
(日本畜産技術士会会員)藤岡豊陽

マンスリーレポート 日本の畜産事情
~その7.畜産物と米の供給そして米の消費量~

畜産飼料調査所主宰
阿部 亮

生物統計学講座(16)
―決定樹(decision tree)―

元慶応義塾大学総合政策学部非常勤講師
小林克己

哺乳動物の精子(8)
―精子の歩んだ道―

信州大学名誉教授
辻井弘忠

飼料学(199)
―わが国における飼料の研究―

静岡県立農林環境専門職大学
祐森誠司

(一社)日本科学飼料協会
橋元康司・石橋 晃

草地の新しい植生調査法(15)
-世界一種数が豊富な中国青海省のヤク放牧草地-

茨城大学名誉教授
塩見正衛

中国・西北農林科技大学草業与草原学院教授
陳 俊

山梨県富士山科学研究所
安田泰輔

Dr. Ossyの畜産・知ったかぶり(124)
スポーツと動物④

麻布大学名誉教授
押田敏雄

静岡県立農林環境専門職大学生産環境経営学部
祐森誠司

コロナ禍等に伴う食糧危機・これからの農牧生産・食糧増産戦略の必要性(10)
―中国における食糧生産実情(その8)および食品ロス問題―

(株)宏大 & エクアドル、リトラル工科大学
冨田健太郎

 

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