生体材料の構造と機能

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生体材料は、人間の生体をはじめ、動物、植物の組織や構造を形成している素材である。知能材料にも言及。

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判型 A5判
第1版
ページ数 255
発行日 2001/09/20
ISBN-13 978-4-8425-0085-0 C3053
ISBN-10 4-8425-0085-9
JAN 1923053038006
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図書館: カーリル
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目次

1章 生体材料の物性と機能(1.生体材料の力学的挙動、2.生体の構造と機能、3.生体材料の物性とエネルギー吸収能、4.材料の知能化)
2章 生体材料の機能と形態(1.生体材料の機能、2.生体材料の損傷と修復、3.生体の運動と情報伝達機能、4.生体の治癒機能、5.生体の構造と複合化、6.断面の形状と負荷形態、7.材料の構成と形態)
3章 生体の構造と機能(1.硬組織の構造、2.硬組織と骨の再建、3.軟組織の構造、4.結合組織)
4章 動物の構造、形態と機能(1.動物と積層構造、2.動物と部材の形態、3.カニの甲羅、4.サンゴと石材、5.天然系繊維の活用、6.生物の接着機能、7.天然系接着剤)
5章 植物の構造と機能(1.木材の構造と物性、2.竹材の構造と形態、3.植物繊維と紙、4.藺草の構造と機能、5.漆の秘密、6.ココヤシの活用と形態)
6章 生体機能と物性の活用(1.植物の物性と機能、2.木材の軽量性、3.木材の特性と機能、4.表面の加工技術、5.竹の軽量性と柔軟性、6.竹の高さと太さ、7.天然系繊維の構造、8.軽量な遮音材・吸音材)
7章 生体の機能と知能材料(1.生体と材料の知能化、2.知能化と材料機能、3.知能材料のメカニズム、4.材料の知能化、5.接着の知能化、6.材料の知能化技術の実際)
8章 生体と環境(1.生体と材料、2.内分泌撹乱化学物質(環境ホルモン)、3.有害化学物質による汚染(越境汚染)、4.水の浄化と微生物、5.飲用水の浄化、6.シックハウス症候群)
索引

説明

生体材料は、人間をはじめ、動物、植物の組織や構造を形成している素材である。生命を維持する素材であるから、一般の工業材料や機械材料などとはその要求される性能も異なり、生体特有の機能と特性とをもった特殊な材料であるといえる。しかも、生命を維持するための生物特有な機能をもつことから、生体材料のもつ機能は、まさに従来の工業材料や機械材料にはなかった優れた構造と機能とをもった材料であるといってよい。 生体材料は、負荷応力や使用環境など、それぞれの状況に対応できる、生体材料特有の感知・修復・情報機能をもった材料である。生体材料のもつこのような機能を一般の材料に付与した新しい材料を知能材料と呼んでいる。この知能材料の開発について検討を加えその新しい展開について記述している。本書では素材の開発を念頭におき、生体と材料との関わりを考える中で、従来の材料特性や材料機能などの基本的な物性に加え、感知・修復・情報などの機能をもつ新しい材料の構築と、その対応について検討している。そして、このような生体材料の基礎を調べることで、新しい材料開発の道を拓くことができると考える。

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