説明
巻頭記事「ハプティックインタフェースのロボットリハビリテーションへの応用」
ハプティクス(Haptics)とはユーザに外力や振動などを与えることで力触覚を再現するための技術であり、これを実現するためのユーザインタフェースをハプティックインタフェース(Haptic interface)とよぶ。
リハビリテーション・福祉分野への工学技術応用が盛んに進められており、その一部はハプティクスを応用している。例えば、視覚障がい者のための感覚代行はハプティックインタフェースを福祉機器へ実用化した代表例である。
一方、身体の運動機能回復のためのロボットリハビリテーションは今後実用化が期待される分野の一つであり、それらはハプティックインタフェースとの適合性が高い。
そこで本稿では、これらロボットリハビリテーションにハプティックインタフェースを応用した事例の紹介と今後の課題について述べる。
(大分大学 理工学部 創生工学科 教授)菊池武士
目次
展望・総説・解説
ハプティックインタフェースのロボットリハビリテーションへの応用
(大分大学 理工学部 創生工学科 教授)菊池武士
連載講座
機械構造用金属材料の超高サイクル疲労(19)
―最初の国際会議 EUROMECH382(VHCF-1)前後の研究動向(15)―
(立命館大学 名誉教授)酒井達雄
パリ協定以降の世界と日本のエネルギー動向(18)
―再生可能エネルギー(バイオマス発電)の課題と展望 その2―
(トーカロ株式会社 顧問)伊藤義康
CFDの基礎講座(20)
流路断面形状のトポロジー最適化
(慶應義塾大学 名誉教授)棚橋隆彦
詳しく学ぶ ねじ締結の基礎(6)
(酒井ねじ締結相談室 室長 工学博士・日本機械学会フェロー)酒井智次
産業安全工学(24)
Risk Based Engineering(1)―リスクカテゴリーと安全対策
(有明工業高等専門学校 創造工学科 教授)堀田源治
固相変態を伴う材料挙動とモデリング(9)
―焼戻しにおける力学挙動のモデリング―
(日本製鉄(株) 技術開発本部 フェロー)岡村一男
サウンドデザイン論(3)
―音をデザインし製品価値を高めるには―
(広島市立大学 教授)石光俊介
データで学ぶ 超耐熱合金切削の基礎技術とトラブル対策(8)
―超耐熱合金の難切削現象とトラブルシューティング―
(ものづくり人材育成塾 難削材切削技術研究所)狩野勝吉
コラム:一杯のコーヒーから(152)
ICRA 2019(その1)
(Stanford University visiting professor、慶應義塾大学 顧問)福田収一
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