機械の研究 2023年8月1日発売 第75巻 第8号

2,970 (税込)

本誌「機械の研究」は、1949年(昭和24年)、それまでの
機械工学の概念を脱却して、工学・工業の一環としての機
械工学に関する新しい研究と技術の進歩を提供する事をそ
の主眼に創刊した月刊誌です。工学全般・工業に関連した
研究分野において、最新かつ重要な学理および興味深い研
究成果を平易に解説しています。

在庫あり

判型 B5判
発行日 2023/08/01
JAN 4910028170837
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目次

展望・総説・総論

タイヤ振動解析用数理モデルの構築

早稲田大学 理工学術院 准教授(テニュアトラック)
松原真己

Non-smoothな接触をともなう系の運動解析法 その1

青山学院大学 理工学部 機械創造工学科 教授
菅原佳城

連載講座

機械構造用金属材料の超高サイクル疲労(56)
7. VHCF-5~VHCF-7の10年間の研究動向(9)

立命館大学 名誉教授
酒井達雄

光ファイバー型赤外線輻射温度計の設計製作から計測まで(4)
光ファイバー型2色温度計の基本構造と特性

金沢大学 名誉教授
上田隆司

応用力学基礎講座(9)
電磁場理解のための外微分形式への入門

慶應義塾大学 名誉教授
棚橋隆彦

自然環境と再生可能エネルギー(3)
東日本大震災と太陽光発電施設事例概報 その2

明治大学 再生可能エネルギー研究インスティテュート 客員研究員
飛田春雄

植物の葉や花に関する力学的研究(12)
ペチュニア花冠の構造強度と折畳み・展開様式 その2

(株)衝撃工学研究所 執行役員・大阪大学 名誉教授
小林 秀敏

カルマンフィルタとその周辺および応用(16)
確率システムの制御(3)

立命館大学 名誉教授
杉本末雄

大阪大学大学院工学研究科 特任准教授
和田光代

コラム:一杯のコーヒーから(199)

改善すべき日本の学会運営

元 Consulting Prof., Stanford Univ
慶應義塾大学 顧問
福田収一

特別講座:機械系大学院入試問題演習

(38)機械力学:東大2022年夏季実施より

神奈川大学 名誉教授
伊藤勝悦

新刊紹介


メカトロニクスの基礎
渋谷,恒司
出版社:森北出版
定価:2,400円+税
発売日:2024年2月24日
ISBN:978-4-627-67522-3

工学・工業界ニュース

説明

巻頭記事「タイヤ振動解析用数理モデルの構築」

いま、自動車業界はCASE(Connected, Autonomous, Share & Services, and Electric)に代表される100年に一度の変革期にあるとされている。個人的には技術は常に進化しており、そういった意味ではいつでも変革期にあるわけだが、CASEは異なる様相を呈している。“車内”空間の概念から車“室内”空間への変革を表しており、これまで自動車内で楽しめなかったアクティビティが可能になる世の中がくるようである。自動車に求める価値観の変化は、そのまま自動車産業への打撃になりかねず、由々しき事態といえる。

一方で、空間をゆがめる技術や常温・常圧下で使用可能な超電導体が発明されない限り、輸送機械としての自動車はなくなることはないし、タイヤもなくなることはない。車“室内”空間が心地良い場所であるためには、加減速が感じにくい車両制御や、振動騒音の低減といった従来からある技術の高度化は必要不可欠である。

タイヤは路面に対して相対運動をおこなうための重要部品であり、車両運動性能や路面の凹凸を緩和する機能を有している。タイヤの仕様を含めたシャシー全体の仕様検討を効率よく同時に進めるためには、タイヤの物理モデルを使うことが有効である。例えばタイヤの各部位の剛性値とコーナリング特性や振動特性の因果関係を把握できれば、タイヤとシャシー全体の仕様検討を同時に進めることができる。そのため、詳細なCADデータが存在しない設計初期段階において利用できる簡易物理モデルの開発は重要といえる。開発ツールとしての数理モデルの構築は、開発工程の短縮に大きく役に立つ。本稿ではタイヤの振動解析用の数理モデルを、理論的背景を含め解説する。

早稲田大学 理工学術院 准教授(テニュアトラック)
松原真己

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