閉鎖型苗生産システムの開発と利用 食料・環境・エネルギ問題の解決を目指して

3,080 (税込)

閉鎖型苗生産システム研究の必要性と考え方および研究開発例を述べ、その利点と問題点を詳述。

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判型 A5判
第1版
ページ数 191
発行日 1999/10/05
ISBN-13 978-4-8425-9911-3 C3061
ISBN-10 4-8425-9911-1
JAN 1923061028006
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図書館: カーリル
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説明

本書は、地球規模的な食料・環境・エネルギ問題の解決を目指した、閉鎖型苗生産システム研究の必要性と考え方および本システムに関する研究開発例について述べたものである。本システムでは、植物光合成用光源として、太陽光源(日射)ではなく人工光源(ランプ)を用いるので、エネルギ浪費的と考えられがちであるが、苗生産におけるエネルギ収支解析を詳細に行なうと、合理的に設計された人工光下苗生産システムにおいて消費される電気エネルギはきわめて少ないことが本書によって分かる。また、本システムでは、明期時間、二酸化炭素濃度などの環境要因を自由に調節できるので、環境ストレスに強くて高品質な苗が生産でき、病害管理、環境管理、栽培管理に必要な作業や資源を軽減し、苗1本当たりの人為エネルギ・資源量は、開放型あるいは自然光下苗生産システムで必要とされる人為エネルギ・資源量よりも少なくなるとも期待できる。さらに、本システムでは、植物や培地から蒸発散した水を回収してかん水用に再利用できるので、かん水量を十数分の一に節減することができる。また施用した肥料はほぼ100%利用され、また農薬は不要であるので、省資源的苗生産システムであり、かつ環境を汚染しないシステムである。本書では、上記の事項を広範なデータと広い視野から検討し、閉鎖型苗生産システムの利点と問題点を詳述し、問題点の解決法を提示する。そして、今後の研究開発課題について論究する。

目次

1.はじめに
2.21世紀における地球規模的問題と苗生産の必要性
  1 食料、燃料・資源および環境問題の解決に必要な三つのシステム
  2 わが国および米国の作物生産におけるエネルギ収支
  3 世界のエネルギ・水消費
3.苗の種類、用途および需要
  1 繁殖法による苗の分類
  2 苗生産の専業化とセル成型苗
  3 苗用途の概要
  4 植林用樹木苗
  他8節
4.本システム開発への工学的アプローチ
  1 本システムの有利性に関する仮説
  2 なぜ苗生産だけ人工光で栽培は自然光なのか
  3 望まれる苗質と本システムの問題点
  他4節
5.苗生産の光源としての太陽の特徴
6.本システムの開放型苗生産システムに対する長所と短所
  1 長所
  2 短所とその解決法
7.人工光源により消費される電気エネルギの変換プロセス
8.照明装置、冷凍機および室内設備の消費電力
  1 基本用語の定義
  2 冷房機(冷凍機)の成績係数
  他3節
9.自然光と人工光を併用した開放型苗生産システムの問題点
10.電力にまつわる社会状況と節電技術の動向
  1 省エネルギ法の施行
  2 電力売買の部分自由化および深夜電力料金体系の改訂
  他2節
11.人工光源とその特徴
  1 ランプの可視光効率、光量子効率および放射効率
  2 各種ランプの特性
  他3節)
12.最近における蛍光灯の技術的進展
13.閉鎖型サラダナ生産工場における経営収支例
14.本システム・基本モジュールの概念設計
  1 構築しようとする苗生産システム
  2 ハードウェア
  他2節
15.本システムに関する研究例
  1 苗生産における消費電力量と電力料金の試算例
  2 トマトセル成型苗生産における消費電力量および電力料金
  3 培養および水耕したサツマイモ植物体個葉の光合成・蒸散特性
  4 サツマイモ挿し穂の蒸散速度制御
  他10節
16.おわりに
引用文献
索引

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