産業技術力はいかにして創られるか

2,640 (税込)

本書は、「ものづくり産業」における科学と技術と工学という理系職業人の思考と仕事の全体像を、初心者にも理解しやすい多くの具体例で明快に説明する初めてのテキスト

残り在庫10個

商品カテゴリー: ,
著者:
判型 A5判
第1版
ページ数 198
発行日 2009/04/22
ISBN-13 978-4-8425-0451-3 C3053
ISBN-10 4-8425-0451-x
JAN 1923053024009
オンライン書店: Yahoo!ショッピング でのお取り扱いについてはお問い合わせください。
amazon, 紀伊國屋書店, honto, ヨドバシ・ドット・コム, セブンネットショッピング, HonyaClub
※当サイトの書影データはご自由にお使いください。
書影のダウンロード: メイン画像

説明

日本は資源小国であり、いま全エネルギの約80%、カロリーベースで食料の約60%、工業原料のほぼ100%は輸入に頼っている。最近の日本は、ものづくり産業の海外移転など、海外投資による収入が増えてきた。しかし、その額はまだ小さい。  そのため、世界の人々の暮らしと社会に役立つとともに、高い付加価値をもった商品群を常に生みだし、その輸出による外貨で日本に必要な物資を輸入するのが、これからの産業技術立国日本の進むべき道である。

本書は、どんな問題を解決するにも、その全体像をまず歴史的、次に大局的、さらに多面的に考察することが基本であるとの観点から、次のことを明らかにする。

1章では、これまで地球の文明が人類革命、農業革命、都市革命、精神革命、科学革命、産業革命、情報革命の順に進化してきたことを示す。そして、この文明の進化には、およそ350万年前の人類誕生とともに生まれた「ものづくり技術」が、大きな役割を果たしてきた事実を明らかにする。

2章では、文明創成の基盤になった「技術」と「科学」と「工学」の役割の違いを明らかにする。そして、最近の極度に細分化された多くの領域別の工学が、産業になって人々の暮らしと社会に役立つまでのプロセスを明らかにし、産業技術創成という仕事の全体像を示す。 

3章では、世界で初めて日本が開発した産業技術群を112例ほど示し、世界の人々の暮らしと社会に貢献する日本の技術創造力の強さを明らかにする。それによって、日本の強い産業技術創造力の継承に役立てる。

4章では、常に新しい産業技術を生みだすことで、近代から現代日本を築いてきた日本社会の仕組みの全貌を歴史的に明らかにし、そのプロセスの伝承を試みる。

本書は、技術と科学と工学と産業の長い歴史における個々の事実を知ることよりも、技術によって新しい文明を築いてきた人々の思考と方法の伝達に狙いをおき、これから理系を目指す若者、現在の理工系学生、産業技術者、産業界の文系人を含めた一般の人々も対象に、「ものづくり産業」における科学と技術と工学という理系職業人の思考と仕事の全体像を、初心者にも理解しやすい多くの具体例で明快に説明する初めてのテキストである。

目次

1.文明のパラダイムとものづくり技術
 1)ものづくり技術から生まれた文明
 2)動物を人間に変えた人類革命
 3)定住生活を可能にした農業革命
 4)社会生活を始めた都市革命
 5)心の豊かさをもたらした精神革命
 6)創造神の讃美を目的にした科学革命
 7)ものづくりの方法を革新した産業革命
 8)情報革命から生命革命の文明へ
 9)文明の技術史観
2.技術と科学から工学と産業を創る
 1)科学と技術の問題解法―細分分析と最適総合
 2)科学と技術の社会的機能―説明知と遂行知
 3)科学と技術の評価―新規性と有用性
 4)科学と技術の発想を導く推論法―仮説演繹法と類推法
 5)現代工学の誕生―説明の工学から遂行の工学へ
 6)技術を産業にするプロセス―現代ものづくり工学の誕生
 7)安全と環境の技術―持続可能な地球環境と社会
 8)産業技術の展開―暮らしと社会に役立つ人工文物産業
3.世界に誇る日本の産業技術創造力
 1)日本発・世界初の産業技術―暮らしと社会の現場からの発想
 2)日本の産業技術力の特徴―要素を調整してシステムを最適に総合化
4.近現代日本を築いた産業技術
 1)江戸鎖国後の産業技術―閉鎖系循環型社会
 2)幕末開国後の産業技術―殖産興業・富国強兵型社会
 3)第二次世界大戦後の産業技術―暮らしと平和型社会
参考文献

レビュー

レビューはまだありません。

“産業技術力はいかにして創られるか” の口コミを投稿します

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です