システム安全入門

1,944 (税込)

産業機械の安全性を確保するための基礎知識を得る入門書

在庫あり

判型 B5判
第1版
ページ数 150
発行日 2016/08/02
ISBN-13 978-4-8425-0549-7 C3053
ISBN-10 4-8425-0549-4
JAN 1923053018008
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説明

本書はシステム安全の入門書として編纂した。長岡技術科学大学では2002年度から大学院工学研究科機械創造工学専攻内システム安全コース(社会人の修士課程)を設置、その後2006年度からはそれを発展させた技術経営研究科システム安全専攻(社会人の専門職修士課程)を設置した。この10年余の間に、専門職学位課程の高度な実践的職業人の輩出と共に、本学の博士課程後期内に安全パラダイムコースを設置し、将来の先端研究者・技術者になる学生に在学中に安全の基礎を学んでもらい、研究成果が安全に世の中で活用されるための基礎知識を習得することを目的とした教育も行ってきた。また、本学は高等専門学校(高専)とのつながりが強く、一体感を持って運営されているが、システム安全専攻設置以降、定期的に高専の先生方と協議を重ねてきた。この中で、学生が安全の基礎を勉強する教科書が必要であることが分かってきた。

本書はこのような要請に基づいて企画された。したがって、安全に関する事前知識は前提としていない。
第 Ⅰ 編は、安全の考え方、国際規格、ガード等の基礎
第 Ⅱ 編は、リスクアセスメントの切り口
第 Ⅲ 編は、法令と技術者倫理の側面から、システム安全の基礎
本書の準備中に、安全規格の根幹であるISO/IEC GUIDE 51(10ページ参照)が2013年に改訂された。その対応規格であるJIS Z 8051も改訂版が2015年12月に発効した。基本的なことは変わっていないが、リスクアセスメントの実施手順を示す図が詳しくなった。その一環で旧版の手順の図(58ページの図13など)から新版の図(16ページの図5)となった。どちらも、リスクアセスメント-それに基づいたリスク低減(保護方策)の実施の反復を示しているという点では同じであり、むしろ旧版の図の方が単純化されていてわかりやすいと考えたので、本書ではあえて旧版の図を使用している。

目次

第 Ⅰ 編 安全基礎工学
 1. はじめに
 2. 安全規格の体系
 3. 安全の定義とリスクの低減
 4. 3ステップメソッドによるリスク低減と具体的な方策
 5. 安全確認型と危険検知型システム
 6. ガード又は保護装置
 7. 非常停止装置
 8. エネルギ遮断及び消散の原理と非通電の原則
 9. 感電防止の基礎

第 Ⅱ 編 リスクアセスメント
 1. リスクアセスメントを始める前に
 2. 意図する使用及び合理的に予見可能な誤使用
 3. 危険源の同定
 4. リスクの見積り
 5. リスクの評価
 6. 「許容可能なリスクに達したか」の判断
 7. リスク低減方策(使用者に対するリスクアセスメント)
 8. 訴訟事例マテ茶
 9. 事故から学ぶリスクアセスメントの重要性
 10. リスクアセスメントの実務
 11. 付録

第 Ⅲ 編 安全と技術者の責任
 1. はじめに
 2. 技術者の責任について
 3. 製造物責任
 4. 業務上過失致死傷罪
 5. 労働関係における安全を守る法令
 6. 技術者の責任と技術者倫理

索引

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