シリーズ21世紀の農学
地球温暖化問題への農学の挑戦
 
 
 
日本農学会編
 
 

■定価 (1,905円+税)
■A5判 211頁
■別途送料がかかります。送料はお問い合わせ下さい
■発行年月  2009.04
■ISBN 978-4-8425-0450-6

 
 
■概略

本書は、2008年度のシンポジウム「地球温暖化問題への農学の挑戦」における講演と討論の概要をできるだけ平易にまとめた1冊

 

 
■解説

 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、2007年2月、その第4次評価報告書の中で「温暖化はすでに起こっており、その原因は人間活動による温室効果ガスの増加である」とほぼ断定しました。今後、人類はこれまで経験したことのない温暖化時代に突入すると予測されます。
 農林水産業は食料生産を担う重要な産業でありますが、一方で温室効果ガス排出を増加させてきた側面も持っています。今後、人類が持続可能な発展を目指すには、農林水産業においても温室効果ガス排出量を削減することが重要で、そのため、食料生産システムを温暖化する気候に適応させること、また、CO収支に関して中立的な代替燃料として期待されその需要が高まっているバイオマスエネルギーの増産に伴う種々の問題なども、農学における重要な研究課題である。
 日本農学会では、日本の農学が当面する課題をテーマに掲げ、それに精通した専門家に講演を依頼し、若手研究者や農学に関心を持つ一般の方々を対象としたシンポジウムを平成17年度から毎年開催しており、2008年度は、「地球温暖化問題への農学の挑戦」を統一テーマとしてシンポジウムを開催いたしました。これら地球温暖化に関わる多様なトピックスが紹介され、農学分野からはどのような対応が可能かについての議論が行われました。
 本書は、そのシンポジウムにおける講演と討論の概要をできるだけ平易にまとめ「シリーズ21世紀の農学」の1冊として刊行いたします。

 
 
■要目

[主要目次]

 はじめに
 第1章 地球温暖化の現状と対処:土地を守る人への期待
 第2章 気候変化がイネを中心とした作物栽培におよぼす影響と適応策
 第3章 地球温暖化が水産資源に与える影響
 第4章 農業におけるLCA ― 農の温暖化評価とその活用 ―
 第5章 バイオ燃料生産と国際食糧需給問題
 第6章 バイオ燃料と食糧との競合と農業問題
 第7章 農耕地からの温室効果ガス発生削減の可能性
 第8章 わが国での反すう家畜の消化管内発酵に由来するメタンについて
 第9章 森林分野の温暖化緩和策
 第10章 炭素貯留源としての木材の役割と持続的・循環的な国産材利用
 シンポジウムの概要
 著者プロフィール